アリアハンの井戸の中に住むメダルおじさんとその手下のセリフです。英語だと”Mini Medal Manor”です。この”Manor”はお屋敷という意味で、FF7にある神羅屋敷も英語だと”Shinra Manor”です。発音はテーブルマナーの”manner”と同じです。
まずは手下のセリフから

- He may not look it, but the boss is a very important man. Get into his good books, and you won’t regret it.
- →ここのご主人はああ見えてもとても偉大なおかた。きっとあなたのお役にたちましょう。
前半は大丈夫かと思いますが、後半の表現”Get into his good books”というのは決まり文句のイディオムで、「彼に気に入られる」という意味です。この”good books”は評価本のようなニュアンスで、その本に載る=お気に入り=好意的にみられる、というイメージです。アメリカ人もイギリス人も実況でそのまま受け入れていました。
つづいてメダルおじさん

- Mini thanks for dropping by! I’m trying to max out my collection of mini medals!
- →よくぞきた!わしは世界中の小さなメダルを集めているおじさんじゃ。
日本語はメダルおじさん、英語だと”Morgan Minimann”と楽しそうな名前を名乗っています。よく考えつくなぁと思います。”Mini Medal”にかけて”Mini thanks”と小洒落た言い方が面白いです。実況者にも大ウケでした。そして”max out”には「最大まで集める」「コンプリートする」という意味で、他にゲームの分野だと「カンストする」という意味でも使います。

- If you find any, bring them to me and I’ll make it maximally worth your while!
- →もしメダルを見つけてきた者には、わしのなけなしのほうびをとらせよう!
英語だと”maximally”なのに、日本語だと「なけなし」となって哀愁漂う言い方になるのが面白いです。この辺の言い回しの違いが文化的な背景も相まってドラクエのローカライズの醍醐味だと思います。最後の”make it worth your while”は「それ相応の報酬をする」という意味で、イディオムとして辞書にありました。

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