イヴァリース・クロニクルの発売で興奮していたある外国人実況者が松野氏の英文を紹介していました。あれから約30年経ち、英語に憧れていた中学生の僕でしたが、当時の自分に再開したような気分になります。英語で情報を得られるようになった今でも当時の気持ちが呼び起こされます。ストーリーは決してハッピーエンドではなく日本的な感性が色濃いのですが、今回の発表で大歓喜する外国人も多く、普遍性のある名作だと改めて感じました。
Nearly 30 years ago, the collapse of Japan’s bubble economy engulfed the nation’s financial institutions in mountains of bad debt, triggering a wave of corporate bankruptcies, a sudden and extreme rise in unemployment rates, and stagnation of Japanese society as a whole. It was an era when many were robbed of hope, when dreams were measured by their price tag.
Against this historical backdrop, I crafted a story. It was the story of Ramza, a young man who fought tirelessly against the entrenched social class system. It was the story of Delita, who sought to take advantage of this confusion and despair to advance his own social position. It was a story of a peculiar destiny, in which friendship and betrayal intertwine.
And now, in 2025―a time when inequality and division are still deeply rooted in our society―I offer this story once again.
The will to resist is in your hands.
YASUMI MATSUNOーORIGINAL SCRIPT, SCENARIO WRITER AND EDITOR
AIが生成する文章に雰囲気が似ていてシリアスで素晴らしい英文だと思います。ゲーム内容の雰囲気が滲み出るような文章は厭世的ながらも力強く抗う意思もあり、複雑な物語の展開を予想させてくれます。実際複雑すぎて日本語でも理解しにくいのですが、今回追加要素で分かりやすくなるそうです。
また今回は翻訳にも力を入れているようです。カーカラさんの動画ですが、オリジナル英文の理解に困る事態が何度かありました。特に剛剣使いのメリアドール戦において、ラムザのセリフをより適切な英語のセリフに言い換えてくれたりしました。カーカラさんなら日本語でも理解できると思うのですが、最後まで何とか楽しんでくれて安心しました。該当箇所はコチラ(Part8, 4:30:40)FFタクティクスプレイリストはコチラ。
因みに、FFタクティクスのゲームジャンルを表すSRPGのSはシミュレーションだと思っていましたが、外国人はStrategyと言うことが多いです。似た例だと、体力を表すHPもヒットポイントですが、外国人はHealth Pointだと思ってる気がします。HPの高い敵にはYou’re so healthy! How much health do you have?とか言いながらassess(ライブラ)を放ったりします。日本語のヘルシーと比べるとより幅広い感覚で使用していますね。
太文字で表しているcraftedはFF7リバース内で神羅がでっち上げた作り話の時にも使われていました。ゴールドドーサ―に向かうゴンドラに乗る前の回想シーンが終わった後の解説だったかと思います。
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