カイエン初登場時の説明です。恐れることはない!と言う意味でよく、fear notという語順で言われたりするなと感じていました。今回も似た形だったので、紹介しようと思います。

🗨️ 原文
A noble warrior of foreign land.
A faithful retainer to his lord and master, he fears not even death…
🇯🇵 自然な日本語訳
「異国の地の高貴な戦士。主君に忠誠を誓う家臣であり、死すら恐れぬ男……」
🔍 語彙・表現解説
■ noble warrior
- noble → 「高貴な」「気高い」「武士道精神に厚い」
- カイエンの人格・礼節・武士的精神を示す語。
■ of foreign land
- 「異国の地の」
- つまり“ドマ国の戦士”であることを指す。
■ A faithful retainer
- faithful → 「忠実な」「義に厚い」
- retainer → 「家臣(家に仕える武士)」 まさに日本的な家臣像を連想させる言葉。
■ to his lord and master
- lord → 「主君」
- master → 「仕える者の主人」「ご主人」 どちらも“仕える相手”を強調しており、 「主君への絶対的忠誠」 を表している。
■ he fears not even death
古風な倒置表現(古い英語の響き)
通常 → He does not fear even death.
倒置により格調が上がる。
意味:「死ですら恐れぬ男だ」
カイエンの強さ・覚悟・忠義を強調。
🌟 全体のニュアンス
- 荘厳で格式高い紹介文
- カイエンの“武人としての誇りと忠義”を強く表現
- 古風で侍のようなイメージを意図的に演出している
特に he fears not even death は
「死をも恐れぬ」
という非常に勇ましい武士語調で、カイエンにぴったりな文体です。

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