エドガーがロックへ、This is right up your alley.と言いますが、この表現はどこかで聞いたことあって忘れてしまっていたので取り上げてみました。その後のcounting on youはよく聞きますね。


🗨️ セリフ全体
Locke: I know… “Someone” has to sneak into South Figaro to slow down the enemy, right?
Edgar: This is right up your alley. We’re counting on you.
🔹1️⃣ I know… “Someone” has to sneak into South Figaro to slow down the enemy, right?
🔸直訳
「わかってるさ……“誰かさん”がサウスフィガロに忍び込んで、敵の動きを遅らせなきゃならないんだろ?」
🔸語句と構造
- I know… → 「どうせわかってるよ」という少し投げやりな、皮肉っぽい始まり。 ロックの「また自分の役かよ…」という軽いボヤきが感じられます。
 - “Someone” → 引用符つきの someone は、「誰か」というより「(どうせ俺のことだろ)」という皮肉な言い方。 → 日本語では「“誰かさん”」や「“例の人”」のようなニュアンス。
 - has to sneak into South Figaro → sneak into = 「忍び込む」「こっそり入る」 → 「サウスフィガロに潜入する」
 - to slow down the enemy, right? → slow down = 「(敵の進軍を)遅らせる」 → “right?” は同意を求める軽い確認(「そうなんだろ?」)
 
🔹2️⃣ This is right up your alley. We’re counting on you.
🔸直訳
「これはまさにお前の得意分野だ。頼りにしてるぞ。」
🔸語句と構造
- This is right up your alley.
- right up your alley はイディオムで「得意分野にぴったり」「まさにお前向き」
 - alley は「路地」だが、比喩的に「自分の慣れた領域・分野」を指す。 → 「これはまさにお前の守備範囲だな」
 
 - We’re counting on you.
- count on (someone) = 「~を頼りにする」「当てにする」
 - 「頼んだぞ」「期待してるよ」というチーム的な温かさのある言い回し。
 
 
💡語彙・表現メモ
| 英語表現 | 意味 | コメント | 
|---|---|---|
| “Someone”(皮肉的な引用) | “誰かさん” | 自分のことだと分かっていての冗談 | 
| sneak into | 忍び込む | スパイ活動や潜入にぴったりの動詞 | 
| slow down the enemy | 敵の進軍を遅らせる | 軍事作戦っぽい表現 | 
| right up your alley | 君の得意分野 | カジュアルでよく使うイディオム | 
| count on you | 君を頼りにしている | 信頼の表現、ややフレンドリー | 
🎭 ニュアンス解説
- ロックの「“Someone”」には、冗談交じりのぼやき。
 - エドガーは真面目な口調で返しているけれど、信頼がにじむ。 → つまり、「軽口で任務を引き受けるロック」と「飄々と任せるエドガー」の関係性をよく表しています。
 
この “right up your alley” は日常英語でもとても使いやすいです。
  
  
  
  
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