マッシュの紹介文の紹介(?)です。こういう時にtradeを使ってるのが良いと感じます。海外ではSabinという名前でした。「〜と引き換えに〜した」というような時によく使う文学的な表現だそうです。

💬 原文
Edgar’s twin brother, who traded the throne for his own freedom…
🧩 文構造
この文も前回のエドガー紹介と同じく、名詞句(noun phrase) の形をしています。
完全な文に直すと:
He is Edgar’s twin brother, who traded the throne for his own freedom.
(彼はエドガーの双子の兄弟であり、自らの自由と引き換えに王位を手放した人物である。)
🧠 単語と文法のポイント
| 表現 | 意味・解説 |
|---|---|
| Edgar’s twin brother | 「エドガーの双子の兄弟」“twin” は「双子の」。名詞として使われると「双子の片割れ」の意味になります。 |
| who | 関係代名詞。「~であるところの人」として、前の「brother(兄弟)」を説明しています。 |
| traded the throne for his own freedom | 「自分の自由と引き換えに王位を手放した」ここが核心部分です。“trade A for B” は「AとBを交換する」「Aを犠牲にしてBを得る」という表現です。 |
trade A for B
この構文はとてもよく使われます👇
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| He traded money for happiness. | 彼はお金を手放して幸福を選んだ。 |
| She wouldn’t trade her friends for anything. | 彼女は友達を何よりも大切にしている(友達を何とも交換しない)。 |
| They traded their freedom for safety. | 彼らは安全のために自由を犠牲にした。 |
👉 このセリフの「traded the throne for his own freedom」はつまり、
「王としての地位(責任・束縛)を捨てて、自由に生きる道を選んだ」という意味です。
🔥 全体の自然な訳
エドガーの双子の兄弟。
王位を捨て、自らの自由を選んだ男――。
(ゲームの雰囲気に合わせて、少し詩的にしてあります。)
🎭 文体とトーン
この文は「英雄紹介風の省略構文」です。
- 主語(He is)を省いています。
- 代わりに 逗点(,)と関係詞(who) で説明を繋げています。
- 「…(三点リーダー)」で余韻を持たせ、物語的な余白を作っています。
これによって、英語でも日本語でも「伝説を語るナレーション」のような響きになります。
🎮 類似のRPG紹介文の例
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| The warrior who turned his back on the crown to follow his heart. | 王位を捨て、己の心に従った戦士。 |
| A prince who chose solitude over power. | 権力よりも孤独を選んだ王子。 |
| He traded destiny for freedom, and never looked back. | 運命を自由と引き換えにし、二度と振り返らなかった。 |
このセリフの中の「trade A for B」は文学的にも非常に美しい表現で、
“freedom” や “love” といった抽象的な価値を描く時によく使われます。

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