アメリカ英語でのみ強調されるものを扱います。ここでは残念ながら[ɔ]が出てきますが、[ɔ]というより[ɔːr]で一つの記号として認識しています。
[ɑːr]とは
まず[ɑːr]内の[r]がイタリック体になっています。これは省略可という意味で、イギリス英語だとこの[r]音は省略します。つまりアメリケン発音ではこの[r]音が大切です。といっても既に、「恥ずかしい口の動き」で[r]音については愚痴り済みなので、参考にしてみてください。なので、[ɑːr]に関しては以下のように捉えましょう。
[ɑː]+[r]=[ɑːr]
なんかいきなり数学っぽくなっちゃいましたが、ただの足し算です。「続・恥ずかしい口の動き」で見た[ɑː]の発音に、[r]を足したものです。つまり、
[ɑː]と言った後に[r]と言う
ということです。この[r]音がいかにもアメリケン感を醸し出す大きな要因の一つです。具体的な単語例は、
- art
- car
- park
- dark
- heart
などがあります。[r]音を目立たせるとメリケン感マシマシですが、周りに日本人がいるとこれまた恥ずかしく感じるかも知れないです。
[ɔːr]について
これも基本的な考え方は[ɑːr]と同じと思ってください。ただ、[ɔ]の具体的な音についてはイギリス英語なので触れませんでした。本当は触れたくないのですが、この[ɔːr]だけはしゃーなし、と思って諦めています。具体的に単語を見るとどんな音か分かると思います。
- more
- core
- four
- board
- war
などです。いずれも「オ」っぽい音ですね。その後に[r]音をくっつければそれっぽく聞こえるので、日陰や隅っこなどで独り発音練習してみてください。アメリケンっぽいのが実感できます。
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