負け惜しみのセリフとしてお馴染みだったので取り上げてみました。いわゆるジャイアン的な「覚えてろよー」な雰囲気です。ここのsandwormはエドガーのことを指していると思います。砂漠にある城の王様のことを罵っている負け惜しみセリフだと思います。しかしこの頃のケフカは愛すべき小悪党感がよく表されていて面白いです。

セリフ
Son of a sandworm! You’ll pay for this.
直訳と自然な訳
- 直訳: 「砂蠍(砂ワーム)の子め! これの報いは受けてもらうぞ。」
- 自然な日本語訳(場面に合う訳): 「クソッ、砂ワームのくそ野郎め! てめぇ、覚えてろよ!」
※「sandworm」はFF系やSFで見かける架空の巨大生物なので、ここでは史実的動物ではなく侮辱の対象を創作的に置き換えた表現です。
フレーズ解説
- Son of a …
- 英語でよくある侮辱表現の型。直訳は「〜の子」だが、実際は「〜野郎」「この野郎」的な罵り。
- 例:Son of a gun!(軽い呆れ・驚きの感嘆)、Son of a bitch!(かなり強い罵り)
- ケフカは「sandworm(砂の怪物)」を持ち出して特有の世界観で罵っている — 現実の汚い言葉よりもファンタジー感がある。
- You’ll pay for this.
- 直訳「このことでお前は支払いをするだろう」だが、慣用的には 「この仕打ちのツケは払わせる/覚えてろ」=報復の予告。
- よく映画・ゲームで悪役や怒った登場人物が使う決まり文句。
- 口語ではもっと強く You’ll pay! や You’ll regret this! なども使われる。
ニュアンスと口調
- 非常に敵意の強い脅し文句。怒り・復讐心をストレートに表現している。
- ケフカの狂気的・挑発的な性格とよく合う短いセンテンス構成で、テンポよく強く聞こえます。
言い換え例(トーン違い)
- 同じ意味で穏やかめ:You won’t get away with this.(こんなことは許さないぞ)
- もっと強く脅す:You’ll pay dearly for that.(その代償は高くつくぞ)
- 映画的・劇的:Mark my words—you’ll pay!(覚えておけ──お前は払わせる!)
練習用英語例文(発音練習に)
- Son of a gun! — 軽い驚きや苛立ち。
- You’ll pay for crossing me. — 「俺に逆らった報いは受けろ」
- He said, “You’ll pay for this,” with a chilling smile. — 「彼は不気味な笑みを浮かべて『覚えてろ』と言った。」
聞き取り・発音のコツ:
- Son of a はしばしば素早くつながって “s’nuh” のように聞こえます。
- You’ll pay for this は You’ll pay / for this の区切りをはっきりさせると脅しの力が出ます(強勢は pay と this)。

コメント