前歯が大活躍する [f]と[v]

そうです、また前歯です。それに加えて下唇の出番です。ここまでの復習も兼ねて、教科書では扱わない大胆な例文で練習しましょう。

What the fuck!

教育上よろしくないのかも知れませんが、ゲーム実況みてると頻繁に聞きます(勿論実況者にもよりますが)ひどい場合は数分に一回は聞いてるんじゃないでしょうか。この3単語だと[w]と[ð]も合わせて練習できるし、それにこれは声を出さなくても練習できるという隠れスグレモノです。声に出さなくても口の動きだけでネイティブなら何を言っているか即分かるので、それだけ口の動きに特徴のある表現です。

[f]と[v]と口の動かし方

[f]と[v]を発音する時、全く同じ口の形です。そしてまずは良くない例のお話から。音楽の授業中だとして、

(音楽センセ)「音階でド・レ・ミ、その次は?」

(ぼく)「ファ!」

と答えると思います。

皆さんも少し無音で音階の「ファ」と言ってみてください。その時の口の動かし方、英語では、

全く[f]の音ではない

です(泣)

なんてことでしょうか。実際に「ファ」と口にすると、寧ろ[w]や[r]っぽく唇がすぼまる動きになってしまい、正しい[f][v]の口の動きとは程遠く、結果全く通じません

[f][v]を正しく発音するコツ、それは

上の前歯

下唇に当てます(軽く当てるくらい、位置的に下唇のより下に行くほど強調されます)

そうすると

歯の隙間から空気が漏れ出る感じがしませんか?

そこから勢いよく、一気に口を開けて空気を吐き出して、

Fuck!

です。

もうね、[f]や[v]は、発音する前から口の形がエラい特徴的なので、ネイティブの場合、声に出さなくとも分かります。それくらい大げさな口の形が求められるのが、この[f][v]です。両者の例をあげておきます。

  • first [fəːrst]
  • four [fɔːr]
  • five [faɪv]
  • fifteen [fɪ̀ftı́ːn]
  • fifty [fɪ́fti]
  • family [fǽm(ə)li]
  • fantastic [fæntǽstɪk]
  • victory [vɪ́kt(ə)ri]
  • violin [và(ɪ)əlɪ́n]
  • vacation [veɪkéɪʃ(ə)n]
  • value [vǽljuː]
  • van [væn]
  • Vancouver [vænkúːvər]

個人的には、fifteenやfiftyをよく間違えます。英語を学び始めた頃に学習した単語ほど、発音に関しては習得が未熟だと思います。共に精進です。

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